年子母ちゃん、キャリアも育児もええとこどり(を目指す)

夫、2歳の息子、3歳の娘と四人暮らし。 30代、ワーママ(フルタイム)。キャリア優先の人生から一転、インターネットの怪しい子育て情報に翻弄されつつ、日々年子の2人の子どもの母ちゃんとして逞しくなってきています。

片山修『豊田章男』

トヨタ自動車代表取締役豊田章男の信条がどのように形成され、彼はトヨタをどう導こうとしているのか、これまでの本人や関係者の発言から考察した本です。

豊田章男

豊田章男

 

既存企業、しかもましてや大企業はイノベーションを起すことは難しいということは、クリステンセン教授の『イノベーションのジレンマ』を通じて多くのビジネスマンが知っていると思います。

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トヨタ自動車は戦前に創業された後、どんどん業績を伸ばし、2020年時点では唯一(と言っていいですよね)世界で戦える日本企業です。

本書からは、豊田社長がトヨタ大企業病が蔓延していることに強い危機感を覚えている様子が描かれています。

創業家に産まれ、常に孤独な立場にあった豊田社長が葛藤する様子と、様々な経験を経て既存の枠に捕らわれない発想を有するようになった過程は、物語として引き込まれました。

実際の豊田社長は、本書から受ける印象ほどには「良い人」ではないのかもしれません。

実際、彼の言動を快く思わない人は、社内にもたくさんいるようです。

私は車にもトヨタにも興味がなく、豊田社長の人となりが良いか悪いかは正直どうでもよいのですが、本書に描かれるような、大勢の抵抗勢力を前にして、常に忖度せず信じることを発言し、実行に移していくスタンスをもつ大人が本当に実在するなら、大勢の若手ビジネスパーソンが本書を読むことで勇気づけられるだろうなと感じました。

あと、モリゾウという顔を使い分けていることも、なんとなくですが、何を言っても批判される環境に居たり、自分を抑圧して日々を過ごしている人には親近感が湧くのではないかと思います。

ちなみに、本書で紹介されている「トヨタイムズ」はYouTubeで視聴できまして、DJモリゾウのトークや、ハンドルを握って爆走している様子が見れます。

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この「トヨタイムズ」に最近アップロードされた『【密着】豊田章男の休息』は、豊田社長が「それどこ散歩されておられるんですか?」と思う広大な敷地を歩きながら、胸の内を話しています。

特に「コロナ禍に思うこと」は、日々何かしら仕事でコロナ対応に追われている私には「確かになあ…」と感じさせられました。

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